心が躍る年末のイベントとして多くの人に愛されるクリスマス。今年もいよいよシーズンが近づいてきました。
クリスマスプレゼントのルーツを知っておけば、より愛着も深まります。
大切な人へのギフトのヒントなどもご紹介。自分らしいクリスマスにするために、ぜひお役立てくださいね。
クリスマスはイエス・キリストの誕生を祝う日、ということは皆さんご存じですよね。
キリストが誕生したときに、星に導かれてやってきた「東方の三賢人」がお祝いとして聖母マリアとキリストに捧げた、黄金やお香の原料など3つのギフトが、クリスマスプレゼントのルーツとされています。
神聖で祝福に満ちたギフトだったのですね。
サンタクロースの起源は、諸説ありますが司教セントニコラウスのことだという説が有力です。
彼が貧しい姉妹の家に施しとして煙突から金貨を投げ入れ、暖炉のそばにあった靴下にその金貨が入った、と伝承されています。クリスマスプレゼントの起源は、実はこちらだという説もあるようです。
プレゼントを靴下に入れるのは、こういった言い伝えから生まれた風習だったのです。
日本に宣教師が渡ってきた西暦1500年代、キリシタンが集まりクリスマスを祝ったという記録も残っているそうです。
一方、クリスマスプレゼントの歴史は明治時代、救世軍が貧しい家庭へのプレゼントとして、おもちゃやお菓子、パンなどを配ったことが始まりとされています。
このように、クリスマスプレゼントの歴史をひも解いていくと、相手への祝福や思いやりに満ちた機会であることがよくわかります。キリスト教徒のみならず、世界中で愛され長く続く習慣になっているのも、こんなルーツがあるからなのかもしれませんね。
大切な人へのクリスマスプレゼント、「今年は何にしよう?」と考えるのは、悩みながらもとてもウキウキしますよね。
クリスマスプレゼントは、儀礼的ではなくとてもパーソナルなもの。
予算の相場を気にしたりする必要もありません。贈る相手の喜ぶ顔を思い浮かべながら、楽しんで選びましょう。
相手が、ふと口にしていた「欲しいモノ」など、「あなたのこと、いつも気にしていますよ」という気持ちが伝わるギフトにしたいですよね。
すぐに使ってもらえるものとして、寒い季節を温かく過ごしてもらえるストールやグローブ、ニットウェアなどのファッションアイテムなども喜ばれそう。「あのコートに合うと思って」などの言葉を添えて贈りたいもの。
マグカップやタンブラーなど、ホットドリンクを楽しむアイテムや、バスタイムをほっこり過ごしてもらえるバスグッズや温かいルームウェアなども、季節に合ったタイムリーなプレゼントです。
また、ツリーやリース、スノードームなどのデコレーションアイテムも、パッケージを開けてすぐにお部屋に飾れるので、クリスマス当日の気分を盛り上げてくれそうですよね。
ギフト選びのヒントとして、こんな情報も!
ギフトのパッケージにも、クリスマスらしいカラーやデザインが施されているものを選びましょう。
カードもぜひ添えてくださいね!
プレゼントは手渡しが基本ですが、一緒に暮らしている家族の場合は、クリスマスツリーの下に置いたり、24日の夜に枕元にこっそり置いておくなど、子どもの頃のクリスマスのように演出してみるのも楽しいかも。
せっかくの年に1度のイベント、贈る側も思いっきりエンジョイしましょう。
年末間近の時期にあるクリスマス。会社の同僚や、仲良くしているご近所の方などに、ちょっとしたプレゼントをして、1年間の感謝やねぎらいを伝える機会にするのもいいものです。お歳暮やお年賀のような堅苦しさもなく、さりげなく気持ちを伝えることができます。
こういったプレゼントの場合は、とにかく相手に気を使わせない範囲で選ぶことが大切。
「お返しをしなきゃ…」と相手に思わせない程度、金額でいえば2000円以下ぐらいのものを、「ちょっと偶然いいものを見つけたから」「私が使っていてとても良かったから」とさりげなく渡すのがスマートです。
また、いわゆる「消えもの」と言われる、いつまでも残らないものであれば、相手の負担になりにくいものです。たとえば小ぶりのパッケージのスイーツや、この季節であれば乾燥を防ぐリップバームやハンドクリームなど、いかがでしょう。
また、贈る相手とクリスマスシーズンに直接会うのが難しい場合には、ソーシャルギフトという方法もあります。
これは、贈る人がギフトの受け取り用のURLを相手に知らせ、受け取る人が都合の良い送付先や受け取り希望日時を入力する、という、新しいギフトの贈り方。
メッセージを添えることもできるので、会えなくても気持ちを伝えることができる便利な方法です。
クリスマスは誰にとっても心を温めてくれる素敵なイベント。
周囲の人に気持ちを伝える機会として、ギフトシーンをぜひ楽しんでください。