アフタヌーンティー・リビングの日本各地を巡る旅のはじまり。
丁寧にものつくりを行う生産者との出会いや、ふっと肩の力が抜けるようなすてきな街や風景との出会い。いくつもの出会いの中から、なんでもない一日を彩る、モノ、コトを全国のショップスタッフと一緒に紹介します。
アフタヌーンティー・リビングが今回出会ったのは「無茶々園」。
曲がりくねったいくつものトンネルを抜けた先にはリアス式海岸と段々畑のある美しい絶景。段々畑にたくさんの柑橘が実る、愛媛県西予市の海辺の町、明浜にある無茶々園を訪れました。
無茶々園は「人にも自然にも無理のない」みかん作りを行っている生産者団体。
明浜の柑橘は日差しが降り注ぐ、自然のめぐみ豊かな段々畑で育てられています。農家の方に連れていっていただいた段々畑は見た目以上に急こう配で、機械を入れることも難しい環境です。
また、できる限り農薬に頼らない栽培を行っていることから、人の手による除草作業や病害虫対策など、収穫に至るまで大変な労力が必要です。
そんな環境で手をかけて育てられた柑橘は、見た目は少し傷があったり、大きさのばらつきがあったりすることも。
「まだ少し早めだけど」と頂いたみかんは、見た目はぴかぴかではないけれど、きれいなみかんと変わらず甘酸っぱくておいしかったです。
1974年に有機農業の研究園から始まった、愛媛県で環境保全型農業に取り組む生産者の団体です。柑橘の生産やそれらを主原料にしたマーマレードなどの加工品、果皮から抽出された精油を使用したコスメ、雑貨ブランド「yaetoco」を展開しています。これまでの枠組みにとらわれない、地域の新しい価値を生み出す商品開発、まちづくり活動にも挑戦しています。
マーマレード
せっかく実ったものは余すことなく活用したいとの生産者の想いから始まった、柑橘の果皮を使用したマーマレード。外皮と内皮をひとつひとつ手作業で分けたあと、柑橘についた傷や黒点がなるべく目立たないように薄くスライス。凝固剤を使わずに、皮と砂糖をじっくり煮込んでとろみを出したマーマレードです。パンやヨーグルトに添えて食べるのはもちろん、甘酸っぱいマーマレードは紅茶に入れて飲むのもおすすめです。無茶々園の4種類の柑橘を使用したマーマレードを、スタッフで試食してみました。
伊予柑の上品な甘みがあり、苦みも控えめなやさしい味。お子様にも食べやすいマーマレードです！さらっとしたとろみの少ない食感で、紅茶に入れていただくのもおすすめです。
伊予柑を使ったマーマレードです。伊予柑は、明治時代に山口県で発見されたのが起源の柑橘です。愛媛での生産が盛んなことから伊予の国にちなんで伊予柑と呼ばれています。果汁がたっぷりではじけるような果肉の食感、上品な甘さと豊かな香りが特徴の柑橘です。伊予柑にサトウキビを加えてじっくり煮詰めています。
甘さだけでなく、甘夏のほんのりとした苦みがおいしい大人向けマーマレードです。やわらかな食感で、ほろ苦さがあるのでヨーグルトに入れてもぴったりです。
甘夏と伊予柑を使ったマーマレードです。甘夏はさわやかな酸味が一番の特徴です。甘夏の厚みのある外皮、さわやかな酸味、ほろ苦さはマーマレードの材料にぴったりです。甘夏の果皮を主原料に、香りのよい伊予柑果汁とサトウキビを加えてじっくり煮詰めた、無茶々園での人気NO.1のマーマレードです。
見たことはあっても食べるのは初めての橙。橙オレンジマーマレードは4種の中では一番とろみがあり、甘味と苦み、酸味がしっかりあります。小さなお子様から大人まで幅広い世代で味わえる王道マーマレードです。
橙にサトウキビを加えてじっくり煮詰めたマーマレードです。橙（だいだい）は、ヨーロッパでマーマレードの定番材料として親しまれている、ビターオレンジと同じ起源を持つ品種。お正月のしめ縄飾りや鏡餅に使われているオレンジ色の柑橘というとわかる方も多いのでは。風味の良さと酸味を活かしてポン酢の材料にも使われています。
今回試食した4種類の中でスタッフに一番人気だったのがひょう柑橘マーマレード。愛媛県に暮らすスタッフたちも初めて出会った柑橘です。果皮感があまりなくさらっとした口当たりのマーマレードで、文旦のようなさっぱりとした味わいです。苦みも強くないので、マーマレードが苦手な方にもおすすめです。
ひょう柑にサトウキビを加えてじっくり煮詰めたマーマレードです。ひょう柑は文旦（ザボン）の仲間で、昔から細々と作り続けられてきた品種ですが、なかなか目にすることのない珍しい果物です。果皮は柔らかで厚みがありマーマレードの原料にうってつけ。爽やかな香りとほんのりとした苦みが特徴の柑橘です。
コスメブランド “ヤエトコ”
できるだけ農薬に頼らず栽培した無茶々園の柑橘から採れる精油を主原料としたコスメブランド「yaetoco」。「yaetoco」は無茶々園のある明浜狩浜地区の秋祭りのかけ声「やー、えーとこー！（浜は良いところ）」が名前の由来です。ジュースなどの果汁の搾汁後にできる果皮は、一部はマーマレードなどに利用されるものの、その大半を破棄しているそう。果皮の有効活用のひとつが、精油の抽出。蒸留法で気化させて抽出した精油は、原料そのものの香りが活かされています。「畑でできたものを、余すことなく」そんな想いのこもったコスメシリーズです。
ふんわり立ち上る柑橘の香りはリラックスしたバスタイムにぴったり、湯色は無色透明です。ほのぼのとしたイラストのボックスもかわいいらしく、ギフトにもおすすめです！
無茶々園で栽培された柑橘の果皮から抽出した精油を使ったバスソルトです。精油作りに欠かせない柑橘の皮むきは、地元のおばあちゃんたちの大切な仕事。yaetocoの商品は地域での仕事の創出にも役立っています。主成分のひとつである柑橘の精油や、真珠貝パウダーは肌にうるおいを与え、乾燥を防ぐ保湿目的で配合されています。真珠貝は愛媛県の名産品のひとつで、無茶々園のある明浜のきれいな海でも養殖が行われています。
ハンドクリームをつけた瞬間、むきたての伊予柑のさわやかな香りが広がります。いい香りがするね！とお試ししたスタッフから思わず笑みがこぼれたアイテムです。使い心地は、しっとりとした硬めのテクスチャーですが、つけた後はベタつかない使用感なので、日中の使用にもおすすめです。
無茶々園で栽培された伊予柑から抽出した精油と蒸留水に、真珠貝のパウダーやみかんの花から採れたハチミツを配合して作られたハンドクリーム。真珠も愛媛県の名産品のひとつで、明浜のきれいな海でも真珠貝の養殖が行われています。伊予柑の果皮エキスや真珠貝のパウダー、ハチミツは、皮膚に潤いを与え、乾燥を防ぐ保湿目的で配合されています。
ほんのり香る甘夏みかんで癒されながら、バーム1つで顔～身体まで全身ケアできる便利なアイテムです。塗り込んだ後はベタつかず、さらっとしているので日中の使用にもぴったりです。かわいらしいパッケージでギフトにもおすすめです。
無茶々園で栽培された甘夏の果皮エキスと、みかんの花から採れたハチミツをたっぷり使用したバームです。ハチミツと愛媛県の名産品のひとつである真珠貝のパウダーが保湿を高めてくれます。唇の保湿や、手指のささくれ、かかとのケア、リップクリームとしてなどマルチに使えるアイテムです。
全国でも珍しくロープウェーやリフトなどを使って行くお城です。もちろん、歩いても登れるのですが、アトラクション感覚でお城に向かえるので楽しいです！また、山頂にお城があるので眺めもいいです。お城の下にある広場からお城を眺めたり、自然に囲まれた中でベンチでリラックスするのがおすすめです。松山市駅からも近いので、休みの日にお散歩がてらに行ってます。
※上記記載の価格はすべて、 税込み価格です。
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