本場スコットランドで認定された、紅茶の物語をまとったタータン

2020.09.17
Afternoon Tea staff
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新作タータン「ルフナ」のアイキャッチ画像

隠れたいいもの、いいはなし

アフタヌーンティーがずっと大切にしてきた思い入れのある定番品や、ブランドを代表する象徴的なアイテム。それらが誕生するまでのエピソードとそこに込めた裏側のストーリーを綴ります。

vol.3 「Afternoon Tea オリジナル タータン」

2020年秋冬の新作タータン「ルフナ」のストール画像
商品のネームにも正式なタータンである証が織り込まれています。2020年秋冬の新作タータン「ルフナ」のストール¥4,290

本場スコットランドで認定された、紅茶の物語をまとったタータン

アフタヌーンティーで人気のチェック柄アイテムですが、なかでもタータンには特別なこだわりがあります。

タータンとは、日本ではタータンチェックとしてお馴染みですが、もとはスコットランドの氏族を表す、日本の家紋のような柄。しかも、タータンと名乗るにはいくつかルールがあって、色数や織り方に加えて、政府行政機関「スコットランド・タータン登記所」に認定されなければなりません。

タータン全てに発行される「スコットランド・タータン登記所」に認定された証明書の画像
タータン全てに発行される「スコットランド・タータン登記所」に認定された証明書。

アフタヌーンティーで使われている柄は、きちんと認定された正真正銘のオリジナルタータン。そんなスコットランドの古き良き伝統を尊重しながら、アフタヌーンティーを象徴するような柄を作りたいと、2015年に初めて登録して以来、毎年タータンをデザインしてきました。

きれいにファイリングされた資料や生地見本とともに、それぞれのタータンにまつわるストーリーを説明する、デザインを担当した山崎美幸さん。

アフタヌーンティーらしさを表すデザイン

まず第一に考えたのは、オリジナリティ。そこで、行き着いたのが、アフタヌーンティーのルーツでもある紅茶でした。初めて登録したのは、「アッサム」「アールグレイ」「ダージリン」という、誰もが耳にしたことのあるスタンダードな紅茶の名前を付けた3種類のタータンです。

2015年、最初に登録したタータン「アールグレイ」「アッサム」「ダージリン」の画像
手前から奥に:2015年、最初に登録したタータン「アールグレイ」「アッサム」「ダージリン」。

具体的にデザインする際には、紅茶の味、香り、水色(すいしょく)から、イメージを膨らませました。「アールグレイ」のベルガモットの柑橘系の香りをレモン色で、深みのある個性的な味わいをブルーで表現しています。そして、深みのあるピンクの「アッサム」は、カップの中でたゆたう紅茶の水色(すいしょく)から。紅茶の最高級品である「ダージリン」は、茶葉そのものの瑞々しさと品格を表すブリティッシュグリーンをベースに、味や香りの個性を赤やイエローで表した、正統派なイギリスらしさを感じさせる組み合わせです。

過去にデザインしたタータンの生地見本たち画像
過去にデザインしたタータンの生地見本たち。伝統柄にはない、ピンク、イエローといった鮮やかで愛らしいカラーリングはアフタヌーンティーならではのオリジナリティ。

他では見ない、心が踊るカラフルな色使い

現在では、全部で22の柄が登録されています。全てに共通するのは、タータンを構成する5色の中に心が躍る鮮やかな色を入れること。いわゆるスコットランドのタータンは、赤・黒・深緑・青など落ち着いた色で構成されることが多いのですが、アフタヌーンティーのタータンは、必ずピンクやオレンジのような、心がウキウキする色が使われています。

観劇やディナーに出かける前に紅茶を飲むイギリスの習慣からインスパイアされ、夕暮れと夕闇の間の空の色をイメージしてデザインしたデザイナー山崎さん愛用のポーチは、ピンクとグレーをベースにしたタータン「ファイブ・オクロック・ティー」の画像
デザイナー山崎さん愛用のポーチは、ピンクとグレーをベースにしたタータン「ファイブ・オクロック・ティー」。観劇やディナーに出かける前に紅茶を飲むイギリスの習慣からインスパイアされ、夕暮れと夕闇の間の空の色をイメージしてデザインしたのだそう。

例えば、「アップルティー」は赤のグラデーションにピンク、「ミルクティー」はクリーミーなブラウンに、オレンジと透明感のあるミントグリーン。ブランド名でもある「アフタヌーンティー」は、アフタヌーンティー・ティールームで扱っている同名のブレンドティーの味と香りをイメージして、透き通るようなグリーンと深みのある赤に、イエロー、ピンクでアクセントを加えています。ハッピーでカラフルな5色のハーモニーが、アフタヌーンティーらしいオリジナルタータンの条件となりました。

上から:「ルフナ」「ホワイトティー」「アッサム」「イブニングティー」のタータンを使ったATタータン比翼シャツ 各¥5,500

歴代タータンは大切なアーカイブ・コレクション

これらのタータンを、ストールやシャツ、スカート、ポーチ、ルームシューズや傘、マグカップなどさまざまなアイテムで展開しています。

2020年の秋冬シーズンは、過去のアーカイブの中から、ピンク系が基調の「アッサム」、夜をイメージしたネイビーの「イブニングティー」、オフホワイトと黒、グリーン、オレンジなどの「ホワイトティー」と、そして新柄「ルフナ」が仲間入り。ルフナはスリランカにある紅茶の産地で、茶葉がもつカラメルのような香りと黒糖のような甘さをブラウンとネイビーで、ほのかな甘みをアクセントカラーのピンクで表しました。

「ルフナ」「ホワイトティー」「アッサム」ATタータン フタ付きマグの画像
左から:「ルフナ」「ホワイトティー」「アッサム」ATタータン フタ付きマグ(280ml)各¥1,760

流行にとらわれず、長く愛用できるデザインのオリジナル タータンは、これから先もアフタヌーンティーを代表するアイコンとして、暮らしに彩りを添えていきます。

※写真撮影時以外はマスクを着用し、十分な距離を保ち安全に考慮しております。

この記事を書いた人
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なんでもない一日が、心地よい刺激で満たされる、ふっと楽しくなってくる。 私たちが大切にしているものは、そんな日常のなかのこころのゆとりです。 夢を感じる商品やメニュー、気持ちの通いあうサービス、くつろぎの時間と空間。 そのひとつひとつが、お客さまのシアワセのきっかけとなりますように。

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